海外で生活していても英語が上達しない人が多い理由から学べる5つのこと

英語学習室

「英会話を上達させたいなら、まずは海外に行くことだ!」と考える人は多いですが、果たして本当にそうなのでしょうか。海外に数年住んでいても英語があまり上達しない人はたくさんいます。このことから考えると、「ただ海外に行くだけ」では英語が上達するわけではないことが分かります。

今回は、海外に住んでも英語が話せない理由を挙げ、本当に英語習得に必要なものが何なのかという点についてお話していきたいと思います。

理由①海外に行っても身の回りをなるべく「日本」で埋め尽くそうとしている

海外で生活していくとなると、身の回りのものは全て英語のものになるのが普通です。しかし、今は良くも悪くもインターネットの力により、多くのことが可能になっています。つまり、海外で生活していても少しの工夫をすることで、身の回りのものを「日本のもの」ばかりにすることは可能であるということです。

日本語で現地の情報が記載されているものから情報を入手することもできます。そして、現地にいる日本人ばかりのグループに属することで、日本語での世間話ができる場を確保することもできます。ですが、そうすることで日本にいるときと同じような生活を海外で送ることになるため、英会話の上達は圧倒的に遅くなってしまうのは事実です。

どうすればもっと英語が上達するの?

現地の情報を検索するときには、英語で検索すること。日本人ばかりとコミュニケーションを取らず、現地の外国人との交流をもっと増やすこと。これにより生活自体に英語を取り入れていくことができるようになります。

英会話を身につけたいなら、自分の身を置く環境を「英語」に全て変えてしまうことがとても大切です。これは日本にいながらでも可能です。もちろん、海外に滞在するときほど英語漬けにするのは難しいですが、それでも自分の意識ひとつで少しでも多く英語に触れることは日常生活において不可能ではありません。

理由②英語圏ならではのスモールトークに積極的になれない

英語圏に行くと、買い物に行ったりカフェでコーヒーを頼むときでさえ、何かしら必要以上の会話が生まれることがよくあります。Small Talkというものですね。ちょっとした会話は、天気の話だったりその日に身につけているアクセサリーを褒めてもらったりすることから始まります。

日本人の感覚としては、このSmall Talkはなじみのないもので、見知らぬ人と必要以上に会話することに抵抗を感じる人も少なくありません。ですが、こういうチャンスに会話の練習をすることで英会話は飛躍的に伸びていきます。

海外にいてもなかなか英語が身につかない人の多くは、こういうちょっとした会話に消極的です。「できることなら喋らずに済ませたいな」と思う人さえいます。英語学習において、英語の会話量が大切であることは皆知っていますよね。積極的にSmall Talkに参加しましょう。

どうすればもっと英語が上達するの?

話しかけられることを怖がらずに楽しむことが英語上達への近道です。ちょっとした会話で楽しい時間を過ごせるようになれば、「次にこういうチャンスがあったらもっと話したい!」と思うでしょう。その気持ちこそがモチベーションに繋がっていくのです。日本にいてもそれは同じ。外国人と話すチャンスがあれば迷わず飛び込んでいきましょう!

理由③なるべく現地の人たちとの関りを持たないように生活している

海外にいるのに関わらず、現地の外国人となるべく交流を持たずに職場の日本人や現地の日本人コミュニティーに依存してしまう人は案外多いです。これも、英語学習においてはおすすめできません。せっかく外国人だらけの場所にいるのですから、そのチャンスは最大限に活かすべきでしょう。

逆に、海外にいることで英会話がどんどん上達していく人は、現地の人たちとの関りを積極的に持つようにしています。どれだけ自分の英語がつたないものでも、できる範囲のコミュニケーションをとること。これを続けていくことにより、昨日より今日、今日より明日というように毎日上達していくことができるのです。

どうすればもっと英語が上達するの?

海外にいるのであれば、もっと現地の人たちと関わっていきましょう。カフェでお茶していてもバーでお酒を飲んでいても、そのあたりにいる人たちと話をする機会はいくらでもあります。このようなチャンスを無駄にせずにどんどん交流を深めていくことです。

理由④間違うことを恐れすぎている

海外に住んでいる日本人の英語が完璧でなければいけないなんて、誰ひとりとして思っていません。むしろ、海外では「日本人はあまり英語が上手ではない」ことはよく知られているので、日本人が片言の英語で話をしても誰も驚くことはありません。

「上手く話さなきゃ」と思う人ほど英会話は皮肉にも上手になっていかないものです。間違いを恐れて、「こういうことが言いたいけれど、ちょっと自信ないからやめておこう」と思うことで上達のチャンスを逃してしまいます。それよりも「伝わればラッキー」くらいの気持ちで会話にチャレンジする方が余程良いです。

どうすればもっと英語が上達するの?

間違いを恐れないこと。これが本当に英会話上達において重要です。日本にいて英会話スクールに通う場合も同じです。間違ってしまっても訂正されて覚えていけばいいわけですから、間違えること自体は何も問題ではないのです。私たちは日本人ですから、英語が流暢に話せなくて当たり前です。開き直るくらいの意識で会話にのぞみましょう。

理由⑤目標意識が明確でない

海外にいるなら英会話も上達すればいいな、とはきっと誰もが思うことでしょう。ですが、そのような曖昧な目的意識ではなかなか英会話は上達していきません。「いつまでにどうなる」という明確なビジョンを持ちましょう。そうすることであなたの意識が変わります。

海外にいるだけでは英会話は身につきません。海外にいる上で、英会話の機会をたくさん持って積極的に話すことで身についていくのです。「とりあえず行けば話せるように少しはなるだろう」という甘い考えは捨ててしまいましょう。

どうすればもっと英語が上達するの?

あなたがもし実際に海外に住んでいるのであれば、英会話に真剣に取り組むことから始めましょう。「旅行しながら滞在していたら自然に話せるようになる」という考え方ではなく、「せっかく現地にいるのなら、一日に〇回は現地の人と話そう」などのルールを決めて取り組むのがおすすめです。

日本にいても目的意識が大切なのは同じです。独学で英語学習をするにしても、「〇月までに〇〇できるようになるぞ!」という具体的な目標に向かって一歩一歩前進していくようにしましょう。

まとめ

英会話習得は簡単なことではありません。海外にいるだけで英語が話せるようになるなら、そんな簡単な話はありませんよね。これを読んでいた抱いた皆さんには、海外在住なのに関わらず英語が上達しない日本人の例から、英会話上達に本当に必要なものが何なのかをご理解いただけたのではないでしょうか。ぜひ日々の英語学習のやり方を見直してみてくださいね。

本気で英会話の上達を狙うなら、楽して学ぼうという姿勢ではなく、「期間を決めて本気で取り組んでみる」ことをおすすめします。努力は裏切りません。誰にでも英語習得は可能です。必要なのは正しい姿勢で取り組むこと、それだけですよ。

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