あなたの英会話の弱点は何?弱点を知る方法とその克服法

英語学習室

英会話をマスターするためにあの手この手で独学に励み、日々頑張っているときにふと思うこと。それは「果たして私はこのやり方で上達しているのだろうか」という点です。自分で勉強していてもイマイチ自分の進捗が視えず、目に見えて上達するわけでもなければ当然不安になることはあるでしょう。

英会話の上達は、それぞれ個人の弱点を知ること、そしてその部分を集中的に伸ばしていくことが非常に効率的です。上達スピードを飛躍的に上げるために、ここで自らの弱点を知る方法を知っておきましょう。

英会話において苦手だなと感じるのはどの部分なのかを知る

英会話はぐんぐんと勢いよく上達していくものではなく、徐々に少しずつ身について行くものです。英会話を習得する過程で、人によってさまざまな苦手なポイント、つまり弱点が見つかるはず、ですが、多くの人たちが特にこれに対応せずに同じやり方を継続しています。

弱点が見えてきたとき、そのタイミングは実は大きなチャンスだと言えます。なぜなら、「ここが苦手なんだ」と分かることによって、その対策を取っていくことが可能になるからです。まずは、弱点を知ることから始めましょう。

人がよく苦手だと感じる4つの項目

さて、弱点を知ることが大事だというお話は先ほどの通りですが、自分の弱点はどのようにして知ることができるのでしょうか。ここで、英会話習得の過程で、多くの人がぶつかる「難関」を4つ紹介したいと思います。ご自身に置き換えてよく考えてみてください。「あ、私まさにそれだわ!」と思うものがあれば、それがあなたの弱点だと言えるでしょう。

ケース①とにかく相手が言うことが分からないが書いてもらうと分かる

例えば、外国人とメッセージするだけならある程度コミュニケーションがとれるけれど、会話となると相手が何を言っているか分からない・・・。これはリスニング力が弱点だと考えられます。

書いてもらえば理解ができる、文字で見れば分かる、と言うのは日本人なら英語を学ぶ過程で必ずぶち当たる壁だと言っても良いでしょう。実は英語と日本語では使っている音の周波数がまったく違います。つまり、私たち日本人が普段使うことのない音を耳にするため、私たちの耳ではなかなか処理できず「さっぱり聞き取れない」ということになってしまうのです。

英会話レベルがある程度上がり、中級レベルになってもなおこのリスニングに苦戦する人は多いです。早い段階でリスニングに特化した対策を始める必要がありますね。

ケース②こちらが正しく言っているつもりでも相手に通じない

ちゃんと頭の中で英語の文章が組み立てられて、それを話しているつもりなのに、相手の外国人に通じずに悔しい思いをすることが多い場合は、発音に問題があると考えて良いでしょう。

文法的にも正しく、きちんと文章にして話しているのにイマイチ通じないのは、あなたの英語の発音が上手くできておらず、相手に伝わっていないからです。先ほどのリスニングと同じ話ですが、英語と日本語はまったく異なる音で構成されています。

そのため、しっかりと英語の発音を意識して習得していかなければ、日本人が英語をナチュラルに発音できるようになることはありません。英語特有の音をどう発生するのか、発音強化の対策をしていく必要があります。

ケース③いつまでも単語だけで会話してしまう

英会話の学習をしばらく続けていて、もちろん文章の組み立て方も頭では分かっていながらも、会話になるととっさに単語しか出て来ず文章で話せない・・。これは文法が弱点になっている可能性が高いです。

文法力が弱ければ、文章を組み立てるのに時間がかかります。時間がかかっても組み立てられないケースも多く、結局語順や時制などたくさんの間違いを重ねてしまったり、挙句の果てには単語一語で答えてしまったりします。

これは癖がついてしまうと厄介で、とっさに文章が作れなければ実際の会話はスムーズに進んでいきません。考え込まずに文章が自然に組み立てられるようになるには、文法を集中的に強化していく必要があります。

ケース④外国人を目の前にすると緊張して会話どころではない

英会話を実践の場で使うとなると緊張して黙り込んでしまい、日ごろ勉強していることがまったく生かせない・・・。という場合は、生の会話が苦手だということになります。

生の会話で上手く話せないという人は、英会話が理解できないわけではなく、「いざというときに言葉が出なくなる」のです。会話に慣れて苦手意識を克服していくための対策を練らなければなりません。

弱点別の強化法

上記の4つのタイプのうち、皆さんにあてはまるものはありましたでしょうか。それぞれのタイプ別に、おすすめの強化法があるので簡単にここで紹介させていただきますね。ぜひ皆さんにも、苦手な部分を重点的に強化していくのに役立てていただければ幸いです。

「リスニング」が弱点である場合

リスニングを強化する方法は、単純に聞く時間、聞く量を増やすことです。生の英語の発音が聞き取れないために、外国人の英語が聞き取れないのであれば、インプットの時間をもっと増やしましょう。このとき、聞き流すだけで終わってしまうのではなく、意味が理解できるまで何度も同じことを繰り返し聞くことが大切です。しつこく繰り返すうちに、耳が英語に慣れてきて理解できるようになります。

「発音」が弱点である場合

英語特有の発音ができずに、相手に自分の言いたい言葉が確実に伝わらない場合、何度も発音の練習をする必要があります。日本人が苦手とする、RとLの音、THの音これらの音を正しく発音できるように繰り返し練習をしましょう。自分の発声した音が客観的に聞けるよう、録音してみるのもおすすめです。ネイティブの発音を真似て、自分の口から発生できるようになるまで何度も練習しましょう。

「文法」が弱点である場合

文法を強化する方法は、まず「話すときに文章で話す」ことを癖付けることから始めるのがおすすめです。文法が弱いうちは、どうしても何とか伝えようと単語だけで相手の質問に答えがち。これもコミュニケーションにおいてはとても大切なことです。ただ、こればかりでは文法がいつまでも成長していきません。短い文章でもきちんと主語から文章を作っていくように意識づけることを徹底しましょう。

「生の会話」が弱点である場合

日本人によくありがちなのが、英会話の実践において全く話せなくなるという状況です。これは、場慣れしていないことが原因であることが多く、何度も何度も英会話の場に身を置くことで少しずつ改善されていきます。

会話が弱点で、その弱点を強化しようとするときには、家で独学していてもあまり効果がありません。実際に外国人を目の前にして話をする機会を作り、勇気を出してチャレンジし続けましょう。やがて苦手意識が薄れてきて、緊張しなくても話せるようになるでしょう。

まとめ

日本人は英語が苦手である、とは言いますが人によって苦手とする部分は異なります。自分が今、英会話を学ぶ上で何に一番苦労しているのか、どこを弱点としているのかをまず知りましょう。弱点を知ることで成長は一気に加速していきます。苦手な部分を集中的に改善していくことにより、英会話力が底上げされていくのです。今の自分自身の英会話力を分析し、効果的な方法でレベルアップできる方法を探しましょう!

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