I’m sorryを連発する日本人!英語圏文化の違いを理解してもっと会話を楽しもう!

英語学習室

英会話を話せるようになることを目標にしている人はたくさんいますが、果たして英語力だけでその目標にたどり着くのでしょうか。英語圏の文化と日本人の文化は全く違います。会話をする以上、その相手との時間を楽しいものにしたいですよね。そのためには文化の違いを知ることは必須です。今回は、日本人にとっては当たり前でも、英語圏の人たちからすればとっても奇妙だと思われてしまう点についてお話していきたいと思います。

日本は思っている以上に文化が特殊

私たちは日本人ですから、当然日本の文化は当たり前に理解しています。ですが、これは海外では全く理解されないと思っておいた方が良いでしょう。私たちの国、日本の文化は思っている以上に特殊です。日本の文化を基準に物事を考えると、「え?そんなのってあり?」と混乱させられることがたくさんあるのが海外の文化です。それぞれの国にそれぞれの文化がありますが、常にオープンマインドで前向きに知ろうとする姿勢でいることがとても大切です。

外国人から見た日本人のちょっと妙なところ

さて、外国人とコミュニケーションを取っていく上でぜひ知っておいて欲しいのがこちら。日本人だと当たり前にやっていることでも、海を越えた外国で暮らす人たちにとっては「え?」と思われることはたくさんあります。ここではいくつかその代表的な例を挙げてみたいと思います。

ちょっとしたことでSorryを使うのは日本人の癖

ごめん!という言葉は日本人なら本当によく口にする言葉のひとつですよね。友達と喋っていても、何度も何度も「ごめん」という場面があります。そして、この私たちの言う「ごめん」と英語のSorryの違いが分からずに、全ての場面での「ごめん」を英語のSorryに置き換えてしまうと、相手に変な印象を抱かれてしまいます。

例えば、「ごめん、それ取ってくれない?」と人に何かを頼むときに言う「ごめん」は、そもそも謝罪の意味はありません。これを英語でSorryと言ってしまうと、「え?何で謝るの?」と思われるのは間違いありません。だって何も悪いことをしていないのですから。

英会話初心者のうちは、このようなことがよく理解できずに何かにつけてSorryを連発してしまいます。先ほどの例でお話しすると、何かを頼むときに「ごめん、〇〇してもらえる?」というときの「ごめん」はSorryではありません。代わりになるのはExcuse me、もしくは何も言わなくても問題ありません。知らない人や目上の人でない限り、前置きを付ける必要さえないということです。

日本人は謝ってばっかりだね、と言われることがありますが、これは日本人が日ごろから「ごめん」を軽い意味合いで使うことが多いことが原因です。英語圏の人に対しては、本当に「ごめんなさい、悪かった」というニュアンスでしかSorryは使わない方が自然です。

映画館では静かにするのが当たり前なのは日本だけ?

英語圏の国で映画を見ていると、映画館の中で好きなように会話している人たちが割と多いのに気が付きます。そして、とにかく皆よく笑います。英語圏の文化においては、映画館ではとにかく黙り込んで静かにしておく、というルールはありません。

日本人の感覚で映画館で映画鑑賞をすると、きっと最初は皆とてもこのことに違和感を感じるでしょう。もしも外国人の友人と映画を見に行くことがあれば、その点を前もって心得ておくと良いですね。何の反応も示さず、終始ポーカーフェイスでいると、「あんまり楽しめていないのかな」と思われてしまうこともあります。

海外の文化を学ぶ上で、この映画館での映画鑑賞の楽しみ方の違いは知っておいて損はありません。英語圏で映画を見るときにはぜひ恥ずかしがらずに自分の感情を表現して楽しむことをおすすめします。

目が合ってもそらしてしまうシャイな日本人

英語圏の文化でさらに大きく違うなと思う点が、日本人はすごくシャイで欧米人は社交的であるということです。道を歩いていて、知らない人と目が合う瞬間、日本人ならパッと目をそらしてしまいます。ですが、英語圏の国例えばアメリカなんかは割とニコッとスマイルを返してくる人がほとんど。これは大きな違いですよね。

日本人は目が合ってもそらしてしまうことが多く、知らない人と話すということに対してとても消極的であるということは、多くの外国人が思っていることです。私たちの感覚からすると、知らない人とそんなに簡単に仲良くなって話したり、微笑みあったりすることはあまり普通ではありません。ですが、欧米ではこれは至って普通です。恥ずかしがらずに積極的にコミュニケーションがとれるようになると、もっと楽しくなりますよ!

ハグをすることに抵抗を感じる日本人

初対面で会った人とのスキンシップは、日本人にとってとても違和感のあるものです。ですが、これもまた外国人からみると少し不自然なことのひとつですね。例えば、性別関係なくあいさつ代わりに行われるハグは特にその文化の違いが顕著に表れているところでしょう。日本人なら考えられない行動です。握手くらいならまだしも、ハグとなるとすごく抵抗があると感じる日本人は多いのではないでしょうか。ですがこれは欧米なら普通です。

日本のことをよく知っている外国人は、ハグをするときに相手の反応をうかがいながらすることもあります。ハグをすることで特に相手が異性である場合には、いらぬ誤解を招くこともありますからね。ですが、これは欧米諸国では単なるあいさつ。ましてやヨーロッパにはあいさつのキスをする文化がある国もあります。

ハグをされそうになって、変な反応を見せてしまったりすると、相手に余計な気をつかわせてしまい兼ねません。相手があなたにハグをしようとするとき、それは単なる握手くらいの意味だということを頭に入れておくと良いでしょう。

外国人とのコミュニケーションは会話力だけでは不十分

このように、日本と外国特に欧米諸国においては大きな文化の違いがたくさんあります。これらを知っておくことで、英語圏の人たちとのコミュニケーションも非常にとりやすくなるでしょう。いくら言葉が上手に話せるようになっても、文化を知らなければ相手との会話を100%楽しむことはできません。

これから英会話を学んでいきたいと思う人、また英会話勉強中の方はぜひ文化についても知っていくことを意識づけておくと良いでしょう。特に、将来海外に住みたい、外国人の多い職場で働きたいと思う場合は尚更この辺りのことを知っておくことが大切になります。常日頃から、海外ドラマを見たり、外国人との接点を作るなりして、文化について少しずつ知っていけるようにアンテナを張り巡らせておくようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。英会話の勉強をするということは、少なからず海外に興味があるということは間違いありません。言葉はコミュニケーションにおいて最も重要な要素のひとつですが、これだけで事足りるかというとそうではありません。コミュニケーションをとるということは、相手との意思疎通を図るということです。これには、お互いの文化の違いを理解し、受け入れていくことが必要です。

語学はもちろん大切です。ですが、せっかくコミュニケーションをとるのであれば、相手にとってもさらに「話していて心地いい」存在でありたいですよね。そのためには日本特有の文化ばかりを主張するのではなく、文化の違いさえも楽しんで受け入れていけるようになっていくことが大切です。

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