YCSの特徴=英語スピーキングでもっとも重要なこと

YouCanSpeakの特徴とそれらが必要な理由について説明します。

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特徴1:アウトプット(英語を口に出す)を繰り返すこと

英語は「聞いているだけで話せる」ことはありません。
なぜなら、受動的能力(聞く)と能動的能力(話す)では脳の使う箇所が違うためです。

YouCanSpeakの特徴のひとつは、
英語を話す能力の向上に徹底的に焦点を絞ったという点です。

”英語を話すこと”は、”英語の文章を作り出して言葉を口に出す行為”ですので、
英語の文章を作り出す能力が、まさに英語を話すための能力になります。

『聞いているだけ』で、いつのまにか英語が話せるようになるという良くありがちな誤解ですが、人間の脳は、hearingを司る脳とspeakingを司る脳が異なる場所に位置しているため、聞いているだけでなく、英語を話すことによってはじめてspeakingを司る脳(=英語の文章を作り出す能力)が成長します。

つまり、
話すトレーニングだけが、英語を話すための脳を鍛えることができる
と言えます。

英語を話す時間は少ない

でも現実はというと、日本で普通に生活している限り、”英語を話す”チャンスが少ないのが現状です。
英語を話すためには、英会話スクール等に頼らざるを得ません。

しかし、1時間の英会話スクールを受講して、そのうち英語を話している時間は実質何分でしょうか?

受講時間の大半が講師が話しているなど、英語を話せないクラスは特にその傾向がありますが、
実際に英語を話している時間が少ないのが現実です。

多くの方が経験ありと思いますが、実際に話している時間は、多く見積もっても、受講時間の半分です。

1時間の半分、=30分を英語を口に出しているとしても、1週間に1回の受講で、1ヶ月で英語を話している時間は、たったの2時間。

1年間通っても、約24時間の計算です。

つまり、一年通ったと聞けば長く感じるかもしれませんが、実際に英語を話しているのはたった約24時間(上記の例の場合)なのです。

これでは、話せるようになるわけがありません。

特徴2:時間制限は必須条件!

同時通訳者は、日本語から英語に翻訳するのではなく、日本語によってもたらされた意味(イメージ)を、瞬時に英語で再現します。

それをYouCanSpeakでは「意味の音声化」として定義しています。

つまり、日本語から英語に翻訳するのではなく、日本語によってもたらされた意味(イメージ)を、瞬時に英語で再現するのです。

文法は意識する?

あなたは、日本語を話す時、文法を意識して話をしますか?

答えはノーですね。

母国語では、意味・思い・イメージが口に出す音声と直結しています。
その間に、文法を考える時間など余計なプロセスはないはずです。

英語でも同様です。

意味・思い・イメージが口に出す音声と直結している状態。
これがネイティブの状態(本当のゴール)と言えるでしょう。「意味の音声化」と呼んでいます。

では、どうすれば、その「意味の音声化」ができるようになるのでしょうか?

じっくり考えていてはダメ!

日本の英語教育は文法から入ります。
そしてその文法が正しいことを評価されてきました。

文法を学ぶことはとてもいいことだと思います。
しかし、英語を話すという観点で考えると一度、この考え方は置いておく必要があります。

じっくり文法で考えてしまう方の多くは、不意に英語で話しかけられたときに英語が出てきません。

そして、せっかくの機会を失い、ときには自信さえ失ってしまうのです。

例えば、自転車に乗る練習を思い出してください。

考えるより、とにかく乗りませんでしたか? 失敗して転んだとしても乗りましたよね?

スポーツをやっている方はスポーツに置き換えて考えてみてください。

理屈を学ぶのはとても大事ですが、それだけで上達しますか?

例えば、テニスであれば、トスされたボールばかりを打って、ラリーで勝てるでしょうか?
サッカーであれば、ゆっくり落ちてくる風船で、リフティング練習をして上達するでしょうか?

つまり、英会話でも同じで、じっくり考えていては話せるようにはならないんです。
ですから、英会話でも話すトレーニングが重要になります。

ただし、英会話では、少し事情が違います。

話す練習には、相手が必要で、練習するためにお金がかかります。
その為に、機会を十分に生かす必要があります。

実践では、言いたいことをゆっくり翻訳している時間はありません。

ゆっくり翻訳する学習は、全く効果がないわけではありませんが、
時間制限のある中で、英語を話すことによって「意味の音声化」はできるようになります。

しかし、「本や教材で時間制限を設けて挑戦してみたが、実際に続けるのは難しかった。」
自分で時間制限を設けて、話す練習をするのは続かない。
と他数のユーザーからの声も頂きました。

YouCanSpeakは、その課題を解決しています。

特徴3:豊富な文章が話せるように!

YouCanSpeakの最も重要な特徴のひとつは、名詞化、副詞化の習得です。
ドクター・キノシタは、英文の名詞化・副詞化を生徒に指導をしたところ、生徒たちのスピーキング習得能力・英文構成能力に向上効果があることに着目し、YouCanSpeakの構想を練りました。

実は、闇雲に話すだけでは、ブロークン英語だけが上達することが多くなります。

ブロークン英語では豊富な表現ができず実際の対話の中ではストレスがかかります。

片言の英語のみで20年間もの間、英語圏で暮らしている方のエピソードをご覧ください。
なぜ、そのような状況になるのでしょうか?
それは、日常会話のレベルであれば、実際の会話は正しい英語でなくても通じるからです。

目的型の学習方法とは

一言で”英語が話せる”といっても、ディスカッションができる、スピーチができる、日常会話ができる、
旅行ができる等、コミュニケーションの分野とレベルには違いがあり多種多様です。

生きた会話は、内容が次から次へと変化して行くものです。
実際、ある分野で『この方は流暢に話せているな』と思っていた人が、
話す内容がほんの少し変わった途端に、ぱったりと話せなくなる人が多くいます。

これは目的型学習法の賜物です。

目的型学習法とは、特定場面で必要な表現(例えば買い物の時に必要な表現)を学ぶ学習法。
英会話スクールでも英会話教材でも、一般的な学習方法では、99%以上がこの目的型学習法といえるでしょう。

これは一見、わかりやすく、手っ取り早い学習方法ですが、
上記のような状況を起こし、ネイティブの英語に近付くために良い学習方法とは言えません。
なぜなら、覚えた英語が使える状況をひたすら待つことになるので、
その時が来なければ、英語を話すチャンスすらない。=話せる機会が少ない。

つまり、目的別の学習方法は、ネイティブの英語に近付く学習法とは言えないのです。
ネイティブの英語に近付く学習法とは、たとえばネイティブの子供たちように、英単語や英文法をそれほど知らなくても、分野に関係なく、自由に英語が話せる状態になる学習方法のはずです。

ドクター・キノシタは、英文の名詞化・副詞化を生徒に指導をしたところ、
生徒たちのスピーキング習得能力・英文構成能力に向上効果があることに、着目しました。

ひとつの例をご紹介しましょう。

さて、それでは、次の日本語を英語にしてみてください。 あれは父が買った家です。

あれは父が買った家です。

あなたはどのような英語表現になったでしょうか?

とっさに“That is my father’s house.”となってしまった方が多かったのではないでしょうか?

父が買った家=父の家、であれば、これでもおそらく意味が通じるでしょう。
そして、通じてしまった場合にそれに満足するでしょう。

なぜ、上記になりやすいかというと順序が日本語と同じであるからです。
この日本語と英語の文章の順序の違いの壁は乗り越える必要があります。

それでは、次の日本語を英語にしてみてください。

あれは父が売った家です。

That is my father’s house.”
では明らかに意味が違うので、違う表現を考える必要があります。

この答えは“That is the house my father sold.”となります。

どうでしょうか?実はこれには関係代名詞が省略されています。そして、日本語の順序とは異なります。

しかし、この表現が出てくるようになると、前者の問題も簡単です。

“That is the house my father bought.” です。

また、あれは父が投資した家“That is the house my father inveted.”という表現も
すぐに出てきます。

それ以外にも、「父がデザインした家」「父が建てた家」、「私が住んでた家」などもとっさに表現できます。
この”the house my father inveted”という表現が文章の名詞化のひとつです。

この名詞化をとっさに言えるようになっただけで
カバーできる表現の範囲が格段に広がります。

YouCanSpeakでは、すべて英語表現の文章構成から、名詞化・副詞化を代表とする共通部分のみの構成方法を整理分類し、さらに代入法という手法を用いることによって、最小の175の要素にまとめられています。

英語の全発想領域をカバーする175の要素

英語の全ての表現は、それが短い文でも非常に長い文でも、175の要素の組み合わせで成り立っています。
それら175の要素は、YouCanSpeakの2,496カードの中に、適当にちりばめられています。
食べ物に含まれる栄養素のように、各カードに自然に織り込まれているので、学習者はそれらを特に意識する必要はありません。

名詞化の種類
35(下記説明を参照)
副詞化の種類
13(下記説明を参照)
文の種類
31
動詞の使い方
45
形容詞・副詞・名詞の使い方
51

YouCanSpeakで、この175の要素をマスターすることで、英語の全発想領域がカバーできます。
つまり、特定の場面で必要な表現を覚えるだけの、単純なボキャブラリービルダーそのものではありません。
これら175の要素はYouCanSpeakを進めるだけで、自然に習得できるようにプログラムされております。

これにより、ネイティブの子供達のように、単語や文法はあまり知らなくても思ったことをすぐ口にだせる状態を目指すことが可能です。
YouCanSpeakで出題される問題には、『英語の基礎構造をつくる要素』がちりばめられおり、学習者はそれを意識せずに、175の要素がしっかり習得できるようプログラムされています。
YouCanSpeakでマスターしたことは、全く同じ文章の構成方法で、様々な分野、あらゆる状況、内容が次から次へと変化して行く会話の中で、あなたの話したい事を柔軟に表現していくことができます。

まずは、英語の基礎構造を作る!この学習方法を推奨しております。
大地(英語の基礎構造)さえしっかりしていれば、その上には、しっかりと根の張ったどんな草木(あらゆる英語力)でも実らせることができます。

まとめ

  • 口に出して英語を話すトレーニングをする
  • じっくり考えずに瞬時に反応する練習にする
  • 豊富な表現につながる基礎をとっさに使えるようにする

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